火事で家が全焼!建て替え業者を選ぶ6つのポイントとは?

火事で家が全焼!建て替え業者を選ぶ6つのポイントとは?

 

火事で家が全焼した場合、ハウスメーカーに依頼して、建て替えをしなくてはいけません。

ただ、どこのハウスメーカーに依頼しても一緒というわけではありません。「全焼した家の建て替え経験がある」「担当者が優秀」等の条件を満たしているハウスメーカーに頼まないと後々後悔します。

そこで今回は、全焼した家の建て替え業者選びの方法を徹底解説いたします。

 

1.火事で全焼した家の建て替え経験がないハウスメーカーを選んだ場合

あなたの要望に応えられる家を作れない可能性があります。火災物件の建て替えは、普通に家を建てるのと状況が異なります。追加でお金を出す余裕がある場合は別ですが、保険金の支給額によって予算は変わるからです。「予想していた保険金支給額よりも少なかった」というケースもあります。予算変動によって変わった自身の要望とハウスメーカー側が考える案との擦り合わせが上手くいかないまま、工事が始まってしまいます。

 

全焼した際の保険金支給額はこちらをご覧ください!
火事で家が全焼!支給される保険金はどれくらい?

 

2.「大手」と「中小」!火事で全焼した家の建て替えはどちらに依頼する?

全焼した家の建て替えをする際、まずは「大手ハウスメーカー」と「地方工務店」のどちらに依頼をするか決めましょう。

どちらの業者に依頼をしても、家は建てられます。しかし、「有名だから」という理由で大手ハウスメーカーに依頼するのは避けた方がいいです。大手ハウスメーカーと地方工務店のそれぞれにメリット・デメリットがあります。何を重視するかによって、大手ハウスメーカーと地元工務店のどちらに依頼するか決めた方がいいでしょう。

 

2-1.大手ハウスメーカーに依頼するメリット・デメリット

大手ハウスメーカーに依頼するメリット・デメリットをご説明いたします。

 

2-1-1.大手ハウスメーカーに依頼するメリット

大手はハウスメーカーに依頼するメリットは下記の4つです。

 

2-1-1-1.メリット1:品質が安定している

コンピューターによって管理された自社工場で材料を作っているため、品質が非常に安定しています。

 

2-1-1-2.メリット2:工期が早い

自社工場である程度組み立ててしまうため、大工の作業工程が大幅に短縮されています。3〜4ヶ月で家が完成します。

 

2-1-1-3.メリット3:保証がしっかりしている

大手の場合、評判を落ちたら致命傷になるため、定期点検や補償のルールがしっかりと定められています。担当者が変わっても、同じ補償を受け続けられます。

 

2-1-1-4.メリット4:倒産リスクが極めて低い

資金が潤沢にあるため、倒産する確率はほぼゼロです。

 

2-1-2.大手ハウスメーカーに依頼するデメリット

大手はハウスメーカーに依頼するデメリットは下記の3つです。

 

2-1-2-1.デメリット1:価格が高い

たくさんのテレビCMを流しているため、莫大な広告宣伝費を使っています。見積書には載っていませんが、工事代金の20〜30%が広告宣伝費です。地方工務店だと2,500万円で建てられる家が、大手ハウスメーカーだと3,000万円はかかります。

 

2-1-2-2.デメリット2:設計の自由度が低い

「注文住宅」と謳っていてもマニュアルが決まっているため、凝った仕様の家を作れません。芸能人が住んでいるようなこだわり家は作れません。

 

2-1-2-3デメリット3:担当者の質が安定していない

お客様の数が多いため、全ての担当者がお客様一人一人に丁寧なサポートをするのは不可能です。雑な扱いをする担当者がいます。

 

2-2.地方工務店に依頼するメリット・デメリット

地方工務店に依頼するメリット・デメリットをご説明いたします。

 

2-2-1.地方工務店に依頼するメリット

地方工務店に依頼するメリットは下記の4つです。

 

2-2-1-1.メリット1:価格が安い

広告宣伝費をほとんど使っていません。使っていたとしても、週に1度新聞折込チラシをする程度です。大手ハウスメーカーよりも安く家を建てられます。大手ハウスメーカーで建てるのに3,000万円かかる家が、地元工務店だと2,500万円で建てられます。

 

2-2-1-2.メリット2:設計の自由度が極めて高い

マニュアルが決まっていないため、自分の思い描いている家を作れます。テレビで紹介されるようなこだわりの家を作れます。

 

2-2-1-3.メリット3:担当者の質が安定している

1件の受注有無で、経営状態が左右するため、一人一人のお客様に対する対応が丁寧です。寄り添った提案をしてくれます。

 

2-2-1-4.メリット4:小回りが効く

大手とは違い、働く時間帯がしっかりと定められていません。仕事の関係で日中予定を空けられない人には、夜中に時間を設けてくれます。

 

2-2-2.地方工務店に依頼するデメリット

地方工務店に依頼するデメリットは下記の4つです。

 

2-2-2-1.デメリット1:品質が不安定

もちろん品質が地方工務店もあります。しかし、安さ勝負に出ている地方工務店の中には、品質を著しく下げた家を販売している業者がいます。

 

2-2-2-2.デメリット2:工期が遅い

大工が材料を全て組み立てなくてはいけないため、建て終わるのに時間がかかります。5〜6ヶ月かかります。

 

2-2-2-3.デメリット3:保証が工務店ごとに違う

保証のルールが定められていない会社があります。社長が代替わりした際に、今まで受けられていたアフターサービスが受けられなくなる可能性があります。

 

2-2-2-4.デメリット4:倒産リスクがある

大手に比べ資金的な余裕がないため、倒産のリスクがあります。

 

3.火事で全焼した家を建て替え!ハウスメーカー選びの6つのポイント

「大手ハウスメーカー」と「地方工務店」のどちらに依頼するか決まったら、下記の6つのポイントをチェックして、依頼する業者を決めましょう。

1.全焼した家の建て替え経験があるか

2.セールスポイントが自分の要望と合っているか

3.カタログに書いてある内容と発言内容が違わないか

4.担当者の対応が早いか

5.何に対しても「できます」と言っていないか

6.相談しやすい担当者か

これらのポイントを全てクリアできる業者であれば、納得のいく家を建ててもらえるでしょう。

 

3-1.ポイント1:全焼した家の建て替え経験があるか

ハウスメーカーの担当者と出会ったら、すぐに「火災物件の建て替え経験はありますか?」と聞いてください。人間は突然質問をされると、つい本音が出てしまいます。ただ、「経験がない」と言われたら、すぐに別のハウスメーカーを検討するのというのは辞めてください。下記の2〜6のチェックポイントをクリアしていて、尚且つ優秀な担当者の場合、経験がある平凡なハウスメーカーに依頼するより納得の家ができる可能性が高いです。「経験がない」と言われた場合は、話をしてみて、優秀な担当者と感じなければ、別のハウスメーカーをご検討ください。

 

3-2.ポイント2:セールスポイントが自分の要望と合っているか

ハウスメーカーは、「工法」「構造」「デザイン」「費用」のいずれかを、最大のセールスポイントとしています。他社に負けないように研究を重ねています。「工法」「構造」「デザイン」「費用」のうちご自身が絶対に譲れないポイントを一つ決めて、ハウスメーカーの最大セールスポイントと合致しているか確認してください。合致していない場合、納得のいく家ができる可能性はほぼゼロです。キッパリとお断りをして、別のハウスメーカーを探してください。

※工法とは、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造といった造り方のことです。
※構造とは、耐震性や耐火性といった家の性能のことです。

 

3-3.ポイント3:カタログに書いてある内容と発言内容が違わないか

カタログや見積書をしっかりと読み込んで、質問してください。内容と違うことを言っている場合は、言いくるために嘘をついている可能性が高いです。特に、アフターサービスや補償に関しては、嘘をついてくる可能性があります。ただ、あまりにマニアックなことを質問しても、担当者が把握していないことがあります。アフターサービスや工法といった重要事項についての質問をしてください。

 

3-4.ポイント4:担当者の対応が早いか

担当者に電話を入れたら、一両日中に折り返しがあるかご確認ください。一両日中の折り返しが3回以上なかったら、別のハウスメーカーをご検討ください。折り返しがない担当者の場合、自分の力量以上の仕事を抱えてしまっている可能性が非常に高いです。途中で変更した要望が工事に反映されていなかったという事態が起こってしまいます。

 

3-5.ポイント5:何に対しても「できます」と言っていないか

予算の余裕がある人は関係ありませんが、ご自身が設定している予算で思い描いている理想の家を作るのは非常に困難です。どうしても妥協しなくてはいけに箇所が出てきます。もし、何に対しても「できます」と回答する担当者の場合、工事着工直前になって予算内で家を作れないと判明するケースや予算オーバーした代金を請求される可能性が高いです。

 

3-6.ポイント6:相談しやすい担当者か

相談しやすい担当者かご確認ください。家を建てるには、細部の仕様まで決めなくてはいけません。相談しづらい担当者の場合、ご自身から要望を言い出しづらくなるため、要望通りの家ができません。

 

まとめ.火事で全焼した家の建て替え業者選びには細心の注意を!

全焼した家の建て替えをする際、しっかりと業者選びをしないと、納得のいく家が建てられない可能性が高いです。「大手ハウスメーカーと地方工務店のそれぞれのメリット・デメリット」と「6つのポイント」を確認して、納得のいく家を建ててくれる業者を見つけましょう。

 

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