これで安心!!火事を起こした際のお詫びのマナーとは?

これで安心!!火事を起こした際のお詫びのマナーとは?

 

火事を起こしたら、近隣住民へ必ずお詫びに行きましょう。

たとえ延焼していなかったとしても、お詫びに行く方がいいでしょう。

※延焼とは、自宅の火が隣家へ燃え移ることです。詳しくはこちらをご覧ください!
「延焼」と「類焼」の違いを誰にでも分かるように解説!

 

1.火事後にお詫びに行かなかったときのリスク

「延焼した家にお詫びに行かなかったときのリスク」と「延焼していない近隣住民へお詫びに行かなかったときのリスク」は下記の通りです。

 

1-1.延焼した家にお詫びに行かなかったときのリスク

延焼したのにお詫びに行かなかった場合、もらい火を受けた住民からの印象が確実に悪くなります。過去には、失火責任法で火元に責任はないと知りながらも、お詫びに来なかったことに腹を立てて、民事裁判にまで発展した事例があります。

失火責任法によって、火元が責任を負う必要はありません。しかし、もらい火をした住民からすれば、自分は一切悪くないのに火事になっています。原状回復までを考えたら、相当な手間です。

 

1-2.延焼していない近隣住民へお詫びに行かなかったときのリスク

お詫びに行かなかった場合、礼儀にない人とみなされる可能性があります。過去には、お詫びに行かなかったのが原因で、ご近所からイジメに遭い、引っ越ししなくてはいけなくなった事例があります。

延焼していないのですから、近隣住民には何の被害もありません。ただ、火事後の焦げた嫌な匂いは近隣住民の家にまで届いているため、不快な思いをさせています。もし、焦げた嫌な匂いが届いていなかったとしても、「火事を起こしたら、隣家へお詫びに行くのが当然」と思っている人が存在します。

 

 

2.火事後は絶対にお詫びに行く

今後も快適な生活を送り続けるためにも、火事後の焦げた匂いが届く範囲の住民にはお詫びに行きましょう。

 

火事後の焦げた嫌な匂いが届く範囲はこちらをご覧ください!
信じられない!!火事後の焦げた匂いが届く距離は◯◯m!?

 

3.火事後のお詫びのマナー

個人と法人で火事後のお詫びのマナーが異なります。

個人の場合は、菓子折りを持ってお詫びに行きましょう。

法人の場合は、お詫び状を送った後に、菓子折りを持ってお詫びに行きましょう。

※隣家への被害が大きい場合は、お詫びの気持ちとしてお詫び金を包みます。

 

消防団へのお礼はこちらをご覧ください!
火事の消火活動をする消防団へのお礼は必要?それとも不必要?

 

3-1.「菓子折り」と「お詫び金」の金額

火事の延焼が与えた損害に応じて、菓子折りの価格とお詫び金に包む金額を変えるのが一般的です。

 

友人知人へ渡す火事見舞いの相場はこちらをご覧ください!
火事見舞いの相場はいくら?

 

3-1-1.被害を与えていない場合

菓子折りの金額とお詫び金に包む金額は下記の通りです。

 

3-1-1-1.菓子折りの価格

2,000〜3,000円の菓子折りを持っていくのがいいでしょう。

これ以上の金額の菓子折りを持っていくと、逆に気を使わせてしまいます。一方で、これ以下の金額の菓子折りを持っていくと、「ケチったな」と思われて、謝罪の気持ちが伝わらない可能性があります。

 

3-1-1-2.お詫び金に包む金額

お詫び金は必要ありません。

 

3-1-2.外壁・屋根が煤で黒くなってしまった場合

菓子折りの金額とお詫び金に包む金額は下記の通りです。

 

3-1-2-1.菓子折りの価格

5,000〜10,000円の菓子折りを持っていくのがいいでしょう。原状回復させるための1週間程度手間をかからせます。

 

3-1-2-2.お詫び金に包む金額

自宅は問題なく使えるため、お詫び金を包む必要はありません。

 

3-1-3.家の5〜20%が焼けてしまった場合

菓子折りの価格とお詫び金に包む金額は下記の通りです。

 

3-1-3-1.菓子折りの価格

5,000〜10,000円の菓子折りを持っていくのがいいでしょう。

 

3-1-3-2.お詫び金に包む金額

10,000円のお詫び金を持っていくのがいいでしょう。自宅に住むことはできますが、生活に一部支障をきたします。謝罪の気持ちを込めて、お気持ち程度のお詫び金を包みましょう。

 

3-1-4.家の20〜40%程度が焼けてしまった場合

菓子折りの価格とお詫び金に包む金額は下記の通りです。

 

3-1-4-1.菓子折りの価格

10,000〜20,000円の菓子折りを持っていくのがいいでしょう。

 

3-1-4-2.お詫び金に包む金額

30,000〜50,000円のお詫び金を持っていくのがいいでしょう。自宅に住むことはできますが、生活に大きな支障をきたします。少し多めにお詫び金を包むのがいいでしょう。

 

3-1-5.半焼した場合

菓子折りの価格とお詫び金に包む金額は下記の通りです。

 

3-1-5-1.菓子折りの価格

10,000〜20,000円の菓子折りを持っていくのがいいでしょう。

 

3-1-5-2.お詫び金に包む金額

70,000〜100,000円のお詫び金を持っていくのがいいでしょう。原状回復工事完了までに平均3ヶ月かかります。その期間は、自宅に住めなくなるため、仮住まいに住まなくてはいけません。それらのご迷惑考えて、多めにお詫び金を包みましょう。

 

3-1-6.全焼した場合

菓子折りの価格とお詫び金に包む金額は下記の通りです。

 

3-1-6-1.菓子折りの価格

20,000〜30,000円の菓子折りを持っていくのがいいでしょう。

 

3-1-6-2.お詫び金に包む金額

100,000〜200,000円のお詫び金を持っていくのがいいでしょう。全焼した場合、家を建て替えなくてはいけません。一回家を解体して、新たに建てるとなると5〜7ヶ月かかります。長期間、仮住まいに住まなくてはいけません。それらのご迷惑を考えて、多めのお詫び金を包みましょう。

 

3-2.お詫び状の例文(法人の場合のみ必要)

お詫び状の例文を一つご紹介いたします。

 

例文

「この度の火事に関して、お詫びを申し上げたく筆を取りました。

先日の火事は、弊社従業員の火の不始末が原因であり、私の監督不足です。全く弁明の余地はなく猛省いたしております。

今後はこのような不始末がないよう徹底してまいりますので、どうかお許しいただけますようお願い申し上げます。

後日改めてお伺いをしてお詫びを申し上げたく存じますが、まずはお詫びまで申し上げる次第です。

 

早々

平成◯◯年◯月◯日

株式会社◯◯

株式会社△△ 御中

 

まとめ.火事後のお詫びは謝罪の気持ちが一番大事!

火事後にお詫びに行かなければ、近隣住民からの評判は悪くなります。最悪の場合、近隣住民が腹を立てて民事裁判に発展するケースもあります。

そういった面倒を避けるためにも、もらい火した人の被災状況に応じた菓子折りとお詫び金を持って、お詫びにいきましょう。法人の場合は、お詫び状の送付も忘れないでください。

ただ、一点注意していただきたいのは、謝罪の気持ちだけは絶対に忘れないでください。「菓子折りとお詫び金を持って行けば全て解決!」というわけではありません。もらい火した人の手間や損害を考えたら、菓子折りとお詫び金はお気持ち程度です。また、全焼または半焼した場合、思い出の物まで失っています。お金では解決できる問題ではありません。ですから、お詫びに行った際は、誠心誠意のお詫びをしましょう。

 

隣家へのお見舞い金に関する詳しい情報はこちらをご覧ください!
火事が隣家に延焼!お見舞金は渡すべき?


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