火事の消火活動をする消防団へのお礼は必要?それとも不必要?

火事の消火活動をする消防団へのお礼は必要?それとも不必要?

 

消防署が近くにない地域では消防団が消火活動をおこないます。

 

ただ、「消防団に消火活動をしてもらったら、お礼を支払わなくてはいけないのかな?」「毎年徴収される寄付金は必要なの?」と疑問に思ってはいないでしょうか?

 

そこで今回は、こういった疑問を解決できるように、消防団へのお礼は必要なのかどうか徹底解説していきます。

 

1.火事を消火してもらっても消防団へのお礼は必要無い!

火事を消火してもらっても、消防団へお礼を支払う必要はありません。お礼の言葉を述べるだけで構いません。

ただ、一部地域の消防団はお礼を要求してきます。もし要求されても、支払いに応じる必要はありません。

 

1-1.支払う必要がない理由

お礼を支払う必要がない理由は下記の2つです。

1.消防団員は準公務員

2.消火活動費は国が全額負担している

それでは、この2つの理由を詳しくご説明いたします。

 

1-1-1.理由1:消防団員は準公務員

消防団員は準公務員という扱いになっています。1回の出動または1回の訓練のたびに日当2,000〜2,500円が支給されています。年に40回前後の訓練があるため、年間で8〜10万円が支給されています。訓練・出動の対価は国民から徴収した税金で支払われているため、消火活動へのお礼を支払う必要はありません。

※1回の訓練時間は1〜1.5時間

 

1-1-2.理由2:消火活動費は国が全額負担している

消防車の購入費用や放水にかかる水道代・ガソリン代等の消火活動にかかる費用は国が全額負担しています。消防団と消防団員が負担している費用は一切ございません。

 

1-2.お礼を要求された時の対応

お礼を要求された時は下記のいずれかの対応を取りましょう。

1.きっぱりと断る

2.お礼を支払う

それでは、この2つの対応について詳しくご説明いたします。

 

1-2-1.対応1:きっぱりと断る

「支払う義務はない」と言って、きっぱりと断りましょう。消防団がお礼を要求したとしても、拘束力はありません。支払いを要求してきているのは、「今までの慣習だから」というだけです。

 

1-2-2.対応2:お礼を支払う

お礼を支払わないと、悪評が立つ可能性もあります。地元で商売をやっている方の場合、悪評が立つと今後の仕事に支障をきたします。お礼といっても2,000〜10,000円程度ですので、サッと支払ってしまいましょう。

 

2.火事が起きていなくても消防団に徴収されるお礼について

消防団は下記の2つの費用の要求をしてきます。

1.日々の活動費

2.隣町の消防団が応援に来たときのお礼

それぞれの費用は支払うべきなのかご説明いたします。

 

2-1.費用1:日々の活動費

消防団は年に1回2,000〜5,000円の活動費を要求してきます。支払う義務は一切ありませんが、支払っておいた方がいいでしょう。消防団も人間です。支払っていない人が火事になった場合、出動を遅らせるといった嫌がらせをする可能性があります。

※活動費の要求頻度と要求額はお住まいの地域の消防団によって異なります。

 

2-1-1.徴収した活動費の使い道

必要な活動費は国から支給されるため、住民から徴収した活動費は消防団が自由に使えます。主な使い道は下記の2つです。

1.日々の飲み代

2.年に1回の旅行代

 

2-1-1-1.使い道1:日々の飲み会

訓練と称して集まった際の飲み代に使われます。訓練の大半は、消防団員が集まって、お酒を飲みながら話すだけです。肉体的な訓練はほとんどしません。

 

2-1-1-2.使い道2:年に1回の旅行代

多くの消防団は消防団員全員で年に1回旅行に行っています。その際の旅行代として使用されます。

 

2-1-2.活動費の徴収を断ったときの仕打ち

活動費を支払う義務は一切ありませんが、活動費を支払わなかったせいで過去には下記の仕打ちを受けた方がいます。

1.火事が起きた際に消防団が出動してくれなかった。

2.町中に悪評を立った。

 

2-1-3.注意点:消防団員の気持ちを汲む

消防団員は国から給料をもらっているといっても、年間8〜10万円程度です。定期的におこなわれる集会の負担を考えたら、あまりに安すぎます。好き好んで消防団に入っている人はほとんどいません。大半の人はボランティアです。徴収した活動費を娯楽に使っているのは納得いかないかもしれませんが、そこは気持ちを汲んで、活動費くらいは快く支払うのがいいでしょう。

 

2-2.隣町の消防団が応援に来たときのお礼

同じ地域の住民が大きな火事を起こしたら、隣町の消防団が応援に来ます。その際、「隣町の消防団にお礼を支払う」という名目でお礼金を徴収してきます。本当に隣町の消防団へお礼が支払われるのですが、きっぱりと断っても問題ないでしょう。火事に一切関与していないので、仕打ちを受ける心配もないでしょう。

※隣町の消防団へのお礼を要求してくるかどうかは、お住まいの地域によって異なります。

 

まとめ.状況に応じて消防団へお礼を支払う!

消防団に対するお礼や活動費を支払う必要は一切ありませんが、支払わなければ仕打ちを受ける可能性もあります。また、消防団員の大半はボランティアに近い形で活動しています。そのため、日々の活動費は快く支払うのがいいでしょう。その他のお礼はご自身の地域密着具合とご納得できる範囲で支払うのがいいでしょう。

 

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