漏電は火事の原因になります。
漏電によって建物内の金属が高温に熱されて、何かの拍子でホコリや木くずに着火してしまうからです。
ただ、「本当に起きるの?」「どの程度の火災になるの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、過去に起きた漏電による火災事例を9つご紹介いたします。
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1.漏電による火災事例
過去に起きた漏電による火災は、小さな火事から大きな火事まで存在します。
漏電による火災事例は下記の通りです。
1-1.ハロゲンヒーター
温度を調整する配線が漏電をして、配線を固定いた合成樹脂に着火しました。漏電の原因は配線を覆う絶縁シートの経年劣化でした。炎が出ているのに気付いた家主が即座に消火活動をしたため、ボヤ程度で済みました。
1-2.エアコン
正常に排出されなかった水滴が配線と配線を覆う絶縁シートとの間に侵入して、絶縁不良が生じました。ショートを起こした際に、配線を覆っていたカバーに着火して火事が起きました。家主が消火器で消火活動をおこなったため、ボヤで済みました。
1-3.照明器具
照明器具の配線の一部が経年劣化による絶縁不良を起こしていました。ショートを起こした際に天井の壁紙に着火をして、火事になりました。家主が座布団で火を叩いたことにより、ボヤで済みました。
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1-4.浴室暖房機
経年劣化によって、電源配線の接続部分が緩んでいました。電気抵抗が著しく低下していたため、許容範囲以上の電流が流れました。その結果、配線が熱されすぎてしまい、出火しました。出火時は誰も在宅しておらず、近隣住民の通報によって、消防隊が消火活動をしました。家の40%が焼けてしまい、半焼と認定されました。
1-5.プラズマテレビ
プラズマテレビ内の電源基盤が破損していました。電気抵抗が著しく低下していたため、許容範囲以上の電流が流れていました。ショートを起こした際に、出火が起きて火事になりました。出火時は、家族でテレビを見ていたため、家主が即座に消火器で消火活動をおこなったため、テレビが燃えただけで済みました。
1-6.ドラム式洗濯機
温度制御装置と電源配線の接続部分がしっかりと接続されていませんでした。許容範囲以上の電流が流れてしまったため、ショートを起こしてしまい火事になりました。当時家には誰もいなかったため、消火活動が遅れました。その結果、家は全焼しました。なお、経年劣化による接続不良ではなく、メーカーの製造時の接続不良でした。
1-7.ベランダの照明器具
経年劣化によって、照明器具内に雨水が侵入してきました。雨水が電線と電線を覆う絶縁シートとの間に侵入して、絶縁不良を引き起こしていました。ショートした際に、ホコリに着火して火事が起きました。当時家に人はいましたが、誰も火災には気付きませんでした。火災に気付いた時は、炎が大きくなっていたため、消防に連絡をして消火活動をおこないました。火災発見が遅れたため、家は半焼しました。
1-8.コンセント
小学生がゲームの充電器をコンセントに挿入したら火事が起きました。コンセントの中にホコリが溜まっていました。充電器をコンセントに挿入した際、スパークが起きて、ホコリに着火しました。当時家には小学生の子供1人しかおらず、近隣住民に助けを求めた際には炎は大きくなっていました。消防隊によって消火活動がおこなわれました。出火したコンセントのあった部屋一体が燃えたため、部分焼認定されました。
1-9.充電器
睡眠時にベッドの上でパソコンを充電していたら火災が起きました。充電器のコードカバーが破れていました。その上、充電する直前に充電器を水に濡らしてしまっていました。その結果、充電時にショートしてしまい、寝具に着火しました。すぐに消火活動をおこなったため、ベッドの一部が燃えただけで済みました。
2.漏電による火事の予防策
下記の2つの策を講じれば、漏電による火災はおおかた防げます。
・定期的に家電・配線の点検をおこなう
・配線カバーが破れたら修理または買い換え
2-1.定期的に家電と配線設備の点検をおこなう
定期的に家電と配線設備の点検をおこないましょう。電気工事会社に依頼をすれば、30,000〜50,000円/回程度で家電と配線設備の点検を受けられます。配線設備の点検は、お住いの地域の電気保安協会に依頼をすれば、無料で点検を受けられます。
万が一、点検によって問題が発見された場合、修理または買い替えをおこなってください。
2-2.配線カバーが破れたら修理または買い替え
配線カバーが破れて、配線が見えてしまったら、修理または買い替えをおこないましょう。配線が見えた状態での家電の使用は非常に危険です。製造メーカーに修理依頼をするか、新たな家電を購入してください。
まとめ.配線トラブルを防げば漏電による火事は予防できる
漏電による火災は配線トラブルが主な原因です。購入して5年以上経ったエアコンや洗濯機等の家電は、配線に問題がないか一度点検してもらいましょう。また、配線が水と接触した家電は、一度使用を中止して、漏電の危険性がないか確認しましょう。
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