信じられない!!火事後の焦げた匂いが届く距離は◯◯m!?

信じられない!!火事後の焦げた匂いが届く距離は◯◯m!?

 

火事が起きたら、焦げた嫌な匂いが発生します。

自分の家だけが臭いなら消臭すれば問題ありませんが、「換気」や「火災時に出た煙」によって近所にまで焦げた匂いが届きます。過去には、隣家が焦げた匂いで充満してしまったため、隣家の実費で消臭工事をしなくてはならなくなったという事例もあります。

そこで今回は、「火事後の焦げた匂いはどこまで届くのか?」「火事後に焦げた匂いが発生した際の近所への対応」をご説明いたします。

 

1.火事後の焦げた匂いは想像以上に遠い距離まで届く!

火事後の焦げた匂いは強烈です。嫌な匂いの中でも1位2位を争うでしょう。

火事後の匂いに限らず、粒子が匂いを発しています。火事後は様々な物が燃えるため、「アンモニア」や「ダイオキシン」等の強烈な匂いを発する粒子が発生します。これらの粒子は少量でも匂いを感じるため、遠くまで匂いが届いてしまいます。

 

2.【条件別】火事後の嫌な匂いが届く距離

「焼損」と「気候」によって火事後の焦げた匂いが届く距離が異なります。焼損別・気候別の嫌な匂いが届く距離をご説明いたします。

 

2-1.焼損別の嫌な匂いが届く距離

下記の4つの焼損別にご説明いたします。

1.全焼

2.半焼

3.部分焼

4.ぼや

※35坪の住宅を想定

 

2-1-1.全焼した場合

家が全焼した場合、25〜30m先まで焦げた匂いが届きます。

全焼したら、トイレやお風呂まで燃えてしまいます。トイレやお風呂は排泄物を流している場所です。燃えたら、強烈な匂いを発します。また、燃える範囲も大きいので、発生する粒子の量も多いです。

特に隣家には全焼した家と同等量の粒子が舞います。万が一隣家が窓を開けていた場合は、消臭工事または窓を開けていた部屋一体をリフォームしなくてはいけないでしょう。

 

2-1-2.半焼の場合

家が半焼した場合、10〜25m先まで焦げた匂いが届きます。「半焼の程度」と「出火箇所」によって匂いの届く距離が異なります。

半焼といっても、「大きな半焼」と「小さな半焼」があります。延べ面積の50〜70%が焼失した大きな半焼の場合は、20〜25m先まで匂いは届くでしょう。一方で延べ面積の20〜50%程度が焼失した小さな半焼の場合、10〜20m先まで匂いが届くでしょう。

トイレやお風呂が燃えてしまった場合、トイレが燃えなかった時に比べ5m遠くまで匂いが届きます。

 

2-1-3.部分焼の場合

家が部分焼した場合、0〜10m先まで焦げた匂いが届きます。

外壁に穴が開くかどうかで匂いの届く距離が異なります。

部分焼だと、燃える範囲が狭いです。外壁に穴が開かなかった場合は、外に出る粒子は少量なため、匂いが届くのは最大で5m程度でしょう。ただし、外壁に穴が開いた場合、外に粒子が出てしまうため、10m程度先まで匂いが届いてしまいます。

 

2-1-4.ぼやの場合

家でぼやが起きた場合、0〜2m先まで焦げた匂いが届きます。ぼやの場合、出火から消火まで、家の中で完結します。90%以上は近所に焦げた匂いは届きません。ただ、換気する際に粒子が外に出てしまうため、隣家にのみ匂いが届いてしまう可能性があります。

 

2-2.気候条件別の嫌な匂いが届く距離

下記の2つの気候条件で匂いが届く距離が異なります。

1.湿度

2.風速

 

2-2-1.湿度

湿度によって焦げた匂いが届く距離は異なります。

湿度が高い場合、粒子が水分を吸って重くなるため、遠くまで飛びません。一方で湿度が低い場合、「粒子は重くならない」「飛ぶのを妨害する物質が少ない」といった理由から、遠くまで飛びます。

雨が降った翌日等の湿度が高い日は、2-1でご説明した焼損別の匂いが届く距離よりも2〜5m届く距離が短くなります。一方で乾燥した日は、2-1でご説明した焼損別の匂いが届く距離よりも2〜5m届く距離が長くなります。

 

2-2-2.風速

風速によって焦げた匂いが届く距離が異なります。

風が強い日は、粒子が風に乗って遠くまで飛びます。100m以上先まで粒子は舞うでしょう。ただ、粒子が薄く広く舞うため、風がない日よりも近隣住民は焦げた匂いを感じません。大きな半焼以上の火事でも、10m以上離れた家の人は匂いが気にならないでしょう。ただし、近隣に対して火災直後だけ通常時よりも強烈な匂いを届けてしまうのでお気をつけください。

一方で、風がない日は風が強い日よりも匂いが届く距離は短いです。一切風がない日の場合、2-1でご説明した焼損別の匂いが届く距離よりも2〜5m届く距離が短くなります。

 

3.火事後に嫌な匂いが発生した際の近所への対応

火事が起きたら、焦げた匂いは近隣住民へ届いてしまいます。それが原因で悪い噂が立ってしまうケースもあります。そういった事態を防ぐための対応方法を3つご紹介いたします。いずれかの方法を選んで近所への対応をしましょう。

下記の3つの対応方法をご紹介いたします。

1.火事発生直後にお詫びに行く

2.1週間後に粗品を送付

3.防臭ネットで家を囲う

 

3-1.対応1:火事発生直後にお詫びに行く

この方法が最も効果があります。なんのお詫びもなく、焦げた匂いがしたら誰でも不快です。しかし、焦げた匂いがする前にお詫びに行っておくと、嫌な匂いがしてきても大半の人は「この前言っていたやつか」と思って済ませてくれます。不快に感じる人はほぼいません。火事が発生したら、すぐにお詫びに行って「少し焦げた匂いがするかもしれません」と素直に伝えましょう。

 

お詫びに持っていく菓子折りの金額やお詫び金に包む金額はこちらをご覧ください!
これで安心!!火事を起こした際のお詫びのマナーとは?

 

3-2.対応2:1週間後に粗品を送付

火事発生から3〜7日後に近隣住民が焦げた嫌な匂いに気付き始めます。当然近隣住民は不快に思います。そのタイミングで粗品を送ることによって、近隣住民の気を治められます。

 

3-3.対応3:防臭ネットで家を囲う

燃えた箇所の撤去または完全に消臭しなければ、焦げた匂いを発する粒子は風で舞い続けます。防臭ネットで家を囲うことによって、撤去工事または消臭工事が始まるまでの期間中に粒子が追加で舞うのを防げます。近隣への異臭を抑えられるため、不快に感じる住民も少なくなります。

 

まとめ.火事後の嫌な匂いが届く距離の住民にはしっかりとした対応を!

全焼した場合、気候条件によっては最大30m先の家まで焦げた嫌な匂いが届いてしまいます。匂いは強烈なため、何の対応もしなければ近隣住民からの反感を買ってしまいます。今後も平穏無事な生活を送るためにも、火事後の嫌な匂いが届く距離の住民には精一杯の対応をしましょう。

 

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