「火災保険を使ってリフォームするときに起こるトラブルってなに?」と疑問に思っていないでしょうか?
火災保険を使えばリフォーム費用の一部または全額が保険金として支給されるため、どう考えても火災保険を使ってリフォームするのがおトクです。
しかし、「なにもトラブルは起きないのか?」と聞かれて、「トラブルは起きない」と断言はできません。
そこで今回は、火災保険でリフォームする際に起こるトラブルを徹底解説いたします。
解説する内容は下記の2つです。
1.トラブルが起こる理由
2.よく起こる7つのトラブル
3.5つのトラブル回避策
火災保険を使った屋根修理のトラブルはこちらをご覧ください!
火災保険を使った屋根修理で多発する7つのトラブルとは?
1.火災保険でリフォームする際にトラブルが起こる理由
火災保険を使ってリフォームする際、「リフォーム会社」「保険会社」「リフォーム希望者(保険契約者)」それぞれの思惑が異なるため、トラブルが起きます。
1-1.リフォーム会社がトラブルを引き起こす理由
リフォーム会社には「利益が欲しい」という思惑があります。
そのため、リフォーム会社はトラブルの元となる下記の行動をします。
- 「火災保険を使えば実費負担なし」という誇大広告をする
- 相場よりも高い費用を請求する
1-2.保険会社がトラブルを引き起こす理由
保険会社には、「極力保険金を支払いたくない」という思惑があります。
そのため、保険会社はトラブルの元となる下記の行動をします。
- 保険金請求額が高い場合は、鑑定を厳しくする
- 火災保険はリフォーム費用を補償するのではなく、損害を補償する
1-3.リフォーム希望者がトラブルを引き起こす理由
リフォーム希望者には、「実費での支払いを減らしたい」という思惑があります。
そのため、リフォーム希望者はトラブルの元となる下記の行動をします。
- 保険金支給額が少なかったらリフォームをキャンセルする
- 「実費負担なし」でないとリフォームをしない
2.火災保険でリフォームする際によく起こる7つのトラブル
「リフォーム会社」「保険会社」「リフォーム希望者」それぞれの思惑の違いから、頻繁に引き起こされるトラブルを7つご紹介します。
2-1.トラブル1:保険金支給額が聞いていた金額よりも少ない
リフォーム会社は顧客獲得のために「実費負担なし」といった過剰な宣伝文句で集客をします。
担当者に話を聞いてみても「リフォーム費用全額を保険金で支払える」と言われます。
しかし、下記の2つが原因で、リフォーム費用を賄えるだけの保険金が支給されないケースがあります。
理由1:保険会社は保険金を極力支払いたくないから、厳しく調査をする
理由2:火災保険は損害を補償するだけ。リフォーム費用の補償はしない
火災保険の申請代行をするリフォーム業者は違法の可能性があります。
火災保険の申請代行は違法?それとも合法?
2-2.トラブル2:リフォーム費用が相場よりも高い
リフォーム会社は1円でも多くの利益をあげたいため、相場よりも高いリフォーム費用を請求してきます。
「実費負担あり」のリフォームと分かっていれば、リフォーム希望者は費用に敏感になりますが、「実費負担なし」のリフォームの場合、相場よりも高いリフォーム費用を受け入れてしまいます。
2-3.トラブル3:保険金が支給されない
リフォーム費用が相場よりも高かった場合、保険会社の鑑定が厳しくなります。
希望支給額に達さなかった場合、何度も鑑定を依頼しなくてはいけないため、いつまで経っても保険金が支給されません。
2-4.トラブル4:追加料金を請求される
保険会社の鑑定を緩くさせるために、リフォーム会社が安い見積りを提出します。しかし、見積書に記載されている料金ではリフォームできないため、リフォーム工事開始後に追加料金を請求してきます。
2-5.トラブル5:キャンセル料金を請求される
「保険金支給額が聞いていた金額よりも少なかった」「実費負担なしでリフォームできない」といった理由でリフォームをキャンセルしようとした際に、キャンセル料金を請求されます。通常のリフォーム会社はキャンセル料金を請求しませんが、悪質業者は契約書の隅にキャンセル料金の概要を記載しています。
2-6.トラブル6:前払金が返金されない
前払金を支払った後に、「保険金支給額が聞いていた金額よりも少なかった」「実費負担なしでリフォームできない」といった理由でリフォームのキャンセルを申し出ても、前払金が返金されません。通常のリフォーム会社であれば返金されますが、悪徳業者は「キャンセル料金としていただきます」と言って返金には応じません。
2-7.トラブル7:工事を中止できない
保険金支給前にリフォーム工事を開始した場合、「保険金支給額が聞いていた金額よりも少なかった」等の理由でリフォームのキャンセルを申し出ても、工事を中止できません。また、工事途中でリフォーム箇所は取り壊されているため、中止したくても中止できません。
3.火災保険でリフォームする際の5つのトラブル回避方法
火災保険でリフォームする際のトラブル回避方法を5つご紹介します。
3-1.回避方法1:「実費負担なし」に飛びつかない
「実費負担なし」と宣伝している会社に飛びつかないようにしましょう。
本当に「火災保険を使って実費負担がなし」になる場合であれば、どこのリフォーム会社でも「実費負担はなし」になります。「正当な工事代金を提示しているか」「信頼できるリフォーム会社なのか」を基準にして、リフォーム会社を選びましょう。
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3-2.回避方法2:相見積もりを取る
2社以上で相見積もりを取るようにしましょう。
見積りを取ったリフォーム会社が正当な工事代金を提示しているのか確認できます。「工事代金が相場よりも高い」「保険金が支給されない」「追加料金を請求される」といったトラブルを避けられます。
3-3.回避方法3:保険金支給前に契約書締結を迫る会社には依頼しない
保険金支給前に契約書を交わすよう迫ってくる会社には依頼しないようにしましょう。
保険金支給前に契約書を交わすように迫ってくる会社は、キャンセル料金を請求してくる悪徳業者の可能性が高いです。普通のリフォーム会社であれば、保険金支給後から工事開始前の期間に契約書を交わします。
3-4.回避方法4:保険金支給前に前払金を要求する会社には依頼しない
保険金支給前に前払金を要求する会社には依頼しないようにしましょう。
保険金支給前に前払金を要求する会社は、工事をキャンセルした際に前払金を返金しない悪徳業者の可能性が高いです。普通のリフォーム会社は100万円以上の工事に限り、保険金支給後から工事開始前の期間に前払金を要求してきます。
3-5.回避方法5:保険金支給前に工事を始めない
「おおまかな保険金支給額が分かっている」「急いでリフォームしたい」といった場合を除いて、保険金支給前に工事を始めないようにしましょう。
保険金支給額に応じた工事の変更やキャンセルが可能になるため、「工事を中止できない」といったトラブルを回避できます。
まとめ.火災保険でのリフォームトラブルは避けられる
「リフォーム会社」「保険会社」「リフォーム希望者(保険契約人)」それぞれの思惑が異なるのが原因で、火災保険でリフォームする際にトラブルが発生します。トラブルに巻き込まれないようにするには、「三者の思惑」と「三者の思惑の違いが引き起こす7つのトラブル」を把握して、5つのトラブル回避方法を講じてリフォームをおこないましょう。
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