嘘でしょ!?自然発火が原因で山火事になるの?

嘘でしょ!?自然発火が原因で山火事になるの?

 

山火事の原因は下記の4つです。

1.噴火

2.自然発火

3.焚き火

4.放火

 

「噴火」「焚き火」「放火」が原因の山火事はなんとなく想像できるかと思います。

しかし、自然発火が原因の山火事は、具体的にどのような経緯で出火するのか想像がつかないのではないでしょうか?

 

そこで今回は、自然発火が原因の山火事について徹底解説いたします。

 

1.山火事を発生させる自然発火の原因は4つ!

山火事を発生させる自然発火の原因には、下記の4つがあります。

1.枯葉の擦れ合い

2.熱波

3.落雷

4.泥炭層に引火

 

1-1.原因1:枯葉の擦れ合い

枯葉が擦れ合うことによって、山火事が発生します。

 

1-1-1.出火までの流れ

強い風が吹くと、枯葉が擦れ合って、摩擦熱が生じます。

その後、枯葉に着火して、山火事に発展します。

乾燥している地域での山火事で多い原因です。

空気が乾燥すると、枯葉が擦れ合いやすくなるため、より高い摩擦熱が生じます。

 

1-1-2.枯葉の擦れ合いによる山火事が多い地域

枯葉の擦れ合いが原因の山火事は、カリフォリニアでよく起こります。

カリフォルニアは、非常に乾燥しているため、枯葉の擦れ合いが起きやすい環境です。その上、気温も温暖なため、山火事のリスクは更に高まります。

ニュースで目にするカリフォリニアの山火事の3割は、枯葉の擦れ合いが原因です。

 

1-2.原因2:熱波

熱波によって、山火事が発生します。

 

1-2-1.出火までの経緯

熱波が原因の出火には下記の2つの経緯があります。

経緯1:枯葉が着火

経緯2:油分を含む植物に着火

 

1-2-1-1.経緯1:枯葉が着火

太陽光が枯葉を熱することによって、枯葉が着火します。

太陽光が強い地域でよく起こる現象です。

また、太陽光が強くない地域でも、人間が捨てていったガラスの破片に太陽光が集まって、枯葉が着火するケースもあります。

 

1-2-1-2.経緯2:油分を含む植物に着火

油分を含んでいる植物が存在します。

気温が高くなると、植物内の水分が減少して、油分の濃度が高まり、植物は発火しやすい状態になります。

発火しやすくなった植物を太陽光が熱し、植物から発火します。

 

1-2-2.熱波による山火事が多い地域

熱波が原因の山火事はオーストラリアでよく起こります。

オーストラリアはオゾン層が破壊されているため、太陽光が非常に強いです。また、夏になると気温も高くなります。

オーストラリアでよく取れるユーカリは油分を含んでおり、気温が上昇することによって、油分の濃度が高まります。その後、発火しやすくなったユーカリを太陽光が熱し、発火します。

 

1-3.原因3:落雷

落雷によって、山火事が起きます。

 

1-3-1.出火までの経緯

雷が落ちることによって、枯葉が着火して、山火事が起きます。

大雨であれば、落雷しても山火事が起きるリスクはありません。

しかし、小雨の段階で落雷すると、枯葉も濡れきっていないため、山火事が発生します。

 

1-3-2.落雷による山火事がよく起こる地域

落雷による山火事は、ポルトガル周辺の国でよく起きます。

ポルトガル周辺の国では、ドライストームといって、雨が降らない落雷が発生します。

落雷することによって、枯葉に着火して、山火事が発生します。

 

1-4.原因4:泥炭層に引火

泥炭層に引火して、山火事が起きます。

 

1-4-1.出火までの経緯

泥炭層は炭でできているため、非常に燃えやすいです。

枯葉が擦れ合う摩擦熱や枯葉の酸化熱によって、泥炭層に引火して、山火事が起きます。

 

1-4-2.泥炭層へ引火して山火事がよく起こる地域

泥炭層への引火による山火事は、インドネシアやフィリピンでよく起こります。

インドネシアやフィリピンにある池の下はほとんど泥炭層でできています。

気温が上昇して、池の水位が落ちることによって、泥炭層が現れます。

枯葉の摩擦熱で、泥炭層が着火して、山火事になります。

 

2.自然発火が原因の山火事への事前対策:防火帯

住宅火災の場合、予防をすることによって、火事の発生リスクを抑えられます。

しかし、自然発火が原因の山火事の予防は不可能です。

予防の代わりに、山火事の延焼を食い止める対策を事前に取るのが良いでしょう。

山火事の延焼を食い止める対策は、「防火帯を作る」ことです。

 

2-1.防火帯とは?

防火帯とは、森林が伐採された帯状の地帯を指します。

森林が伐採されているため、防火帯より奥には延焼しなくなります。

 

2-2.防火帯を作るメリット

防火帯を作ることによって、延焼を防げるのはもちろんのこと、山火事の範囲を限定できるのも大きなメリットです。

山火事が起こると、消防隊が消火活動をおこないます。しかし、防火帯がなければ、消火活動中も延焼してしまうため、いつまで経っても消火できません。

防火帯を作って、山火事の範囲を限定させることによって、素早く確実に消火ができます。

 

3.自然発火が原因の山火事に関するまとめ

山火事を引き起こす自然発火の原因は、下記の4つです。

1.枯葉の擦れ合い

2.熱波

3.落雷

4.泥炭層に引火

どの原因も不可抗力で起きてしまうため、自然発火が原因の山火事を予防するのは不可能です。

ですから、予防の代わりに、防火帯を作って、延焼を食い止められるようにしておきましょう。

 

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