「地震による火災を防ぐ方法はあるの?」
「地震火災の具体的な対策は?」
と疑問に思っていませんか?
地震が起きたら、火災が発生します。
東日本大震災では、地震による火災で374棟の建物が全焼しました。
地震が起きただけでも大変なのに、その上火災まで発生すると、その後の生活は極めて厳しいです。
そこで今回は、地震による火災に効果的な5つの対策を徹底解説いたします。
1.地震で火災が起きる4つの原因
地震で火災が起きる原因は下記の4つです。
1.電化製品の破損または誤作動
2.調理中の火
3.津波に浮遊している灯油や石油に引火
4.放火
1と2の出火原因が全体の85%を占めています。
出火経緯・割合はこちらをご覧ください!
【1位が意外!!】地震で火事が発生する4つの原因とは?
2.地震火災に効果的な5つの対策
地震で火事が起きる原因は「電化製品の破損または誤作動」が全体の51%を占めています。
そのため、「電化製品の破損または誤作動」への対策が、地震による火災を防ぐのに最も効果的です。
2〜4の出火原因への対策もご説明いたしますが、「電化製品の破損または誤作動」への対策を重点的にご説明いたします。
2-1.対策1:ブレーカーを落とす
地震が発生したら、すぐにブレーカーを落とします。
ブレーカーを落とすことによって、電化製品に電気が流れ込まないため、「電化製品の破損または誤作動」を防げます。
2-2.対策2:感電ブレーカーを設置する
感電ブレーカーとは、揺れを感じた際にブレーカーを勝手に落とす装置です。
感電ブレーカーを設置しておくと、地震が起きた際にブレーカーが落ちるため、電化製品の破損または誤作動」を防げます。
電気工事会社に依頼をすれば、設置が可能です。
2-2-1.感電ブレーカーには3種類ある!
感電ブレーカーには、「分電盤タイプ(内蔵型)」「分電盤タイプ(後付型)」「コンセント型」の3種類があります。
それぞれの種類には、どのように感電センサーが設置されているのかご説明いたします。
分電盤タイプ(内蔵型)には、感電センサーが最初から内蔵されています。
分電盤タイプ(後付型)は、既存の分電盤に感電センサー取り付けます。
コンセント型は、コンセントごとに感電センサーを設置します。
2-2-2.感電ブレーカーの価格
「分電盤タイプ(内蔵型)」「分電盤タイプ(後付型)」「コンセント型」それぞれの価格は下表の通りです。
分電盤タイプ(内蔵型) | 分電盤タイプ(後付型) | コンセント型 |
5〜8万円(設置費込) | 2〜4万円(設置費込) | 1〜2万円/箇所 |
2-2-3.分電盤タイプ(内蔵型)がおすすめ!
価格は最も高いですが、分電盤タイプ(内蔵型)がおすすめです。
「分電盤タイプ(後付型)」「コンセント型」は後付するため、大規模震災が発生した際に振動で外れてしまう可能性があります。
また、故障をしやすいため、地震発生時に作動しない恐れがあります。
地震発生時に感電センサーが作動しなければ意味ないため、感電ブレーカーを設置するのであれば、分電盤タイプ(内蔵型)が良いでしょう。
2-2-4.助成金を出す自治体あり!
「新宿区」「葛飾区」「横浜市」では、感電ブレーカーを設置する人に助成金を支給しています。
その他地域でも助成金を出している自治体がありますので感電ブレーカーの設置を検討している人は一度調べてみましょう。
2-3.対策3:毎回コンセントを抜く
地震火災を最も引き起こす電化製品は、「ドライヤー」と「電気ストーブ」です。
どちらの電化製品も高温に熱されるため、破損または誤作動した際に埃や衣服に出火して火災が発生します。
コンセントを抜いておくことによって、誤作動しても高温に熱されないため、火災は発生しません。
2-4.対策4:火を止める
「調理中の火」が原因の火災は、地震によってフライパンの油がコンロの火に溢れて火災が起きます。
地震が起きた瞬間に火を止めることによって、フライパンの油が溢れても火災は発生しません。
2-5.対策5:鉄筋コンクリート造にする
コンクリートは燃えづらいため、鉄筋コンクリート造の家にすれば、出火したとしても火災には発展しません。
「電化製品の破損または誤作動」「調理中の火」「津波に浮遊している灯油や石油に引火」「放火」が原因の火災全てに効果的な対策です。
また、家が燃えづらくなるため、ご説明した5つの対策の中で最も効果的な対策です。
家を鉄筋コンクリート造にするには建て替えしなくてはいけませんが、本気で地震による火災を防ぎたいのであれば、建て替えを検討した方が良いでしょう。
3.地震火災の対策に関するまとめ
今回は、地震による火災への対策を解説いたしました。
地震で火事が起きる原因の51%は「電化製品の破損または誤作動」のため、この原因への対策を取るのが最も効果的です。
具体的には、下記の3つです。
1.ブレーカーを落とす
2.感電ブレーカーを設置する
3.毎回コンセントを抜く
その他原因への対策は下記の2つです。
4.火を止める
5.鉄筋コンクリート造にする
4つの出火原因ごとに効果的な対策は異なるため、それぞれに原因に対して適切な対策を取って地震による火災を防ぎましょう。
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